
断熱材に使用されていたアスベスト(石綿)が、大きな社会問題になっています。せっかく、夢のマイホームを新築したのに、入居後、シックハウスで苦しんでいる方々がいます。
コスト優先で、安全性が見過ごされた時代が永く続き、私達の住まいは今、多くの問題を抱え込んでしまう事になりました。
平成15年、国はシックハウス対策の為、建築基準法を改正し、すべての住宅に24時間換気システム装備を義務付けました。この事がかえって、壁体内と室内の気圧の差を生み、壁体内、天井内の空気が室内に循環する事になったといわれています。過去アメリカで問題になったシックビル症候群も、断熱材が発するホルムアルデヒドが一因といわれました。家族の生活を守るには、断熱材の安全性を考えねばならない事態となっています。
今まで欠けていた安全という価値を追求し、文字通り「赤ちゃんがくるまっても安心な断熱材」を目標に開発を続け、次世代断熱材を誕生させました。 次世代断熱材は、一般住宅は勿論、多くの学校、病院等の公共施設で使用されている世界一安全な断熱材です。
グラスウールなど他の繊維系断熱材は、形状保持の為 繊維と繊維をつなぐ接着剤を利用しております。次世代断熱材、一切の接着剤を使わず成形していますので、シックハウスの原因とされるホルムアルデヒドなどの有害物質の室内放散がなく、健康で安心な暮らしを生み出します。

再生ポリエステル繊維と、接着剤の代わりに低融点のポリエステル繊維を混合し、200℃前後(両者の融点の中間温度)の熱を加え、低融点繊維をとかして繊維どうしを自己融着させています。接着剤を利用しない為、ホルムアルデヒド等の有害物質の発揮は一切ありません。
天然繊維のように腐敗、虫害の心配もなく、一切の防止薬剤の添加はありません
分析物質名 | 放散速度 (μg/m2・hr) |
試験方法 | ||
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1日後 | 4日後 | 7日後 | JIS A 1901 小形チャンバー法 |
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ホルムアルデヒド | 検出されず | 検出されず | 検出されず | |
アセトアルデヒド | 検出されず | 検出されず | 検出されず | |
トルエン | 検出されず | 定量下限以下 | 検出されず | |
キシレン | 検出されず | 検出されず | 検出されず | |
p−ジクロロベンゼン | 検出されず | 検出されず | 検出されず | |
エチルベンゼン | 検出されず | 定量下限以下 | 検出されず | |
スチレン | 検出されず | 検出されず | 検出されず | |
テトラデカン | 検出されず | 検出されず | 検出されず |
試験条件
- チャンバー容量:
- 20ℓ
- 温 度 :
- 28±1℃
- 相対湿度 :
- 50±5%
- 換気回数 :
- 0.5±0.05回/h
- 定量下限値 :
- アルデヒド類 1.1μg/m2・hr VOC 4.6μg/m2・hr
※ 財団法人 日本紡績検査協会 ボーケン環境分析センター
(国土交通省指定検査機関)による測定値です。

次世代断熱材は、ポリエステル素材の持つ優れた特性と、数々の特許技術の融合により開発されました。従来、衣料・容器分野に活用されていたポリエステルを、特殊技術で立体成型加エすることにより、発泡断熱材や鉱物繊維断熱材に代わる、時代が求める建築・工業用断熱材が生まれました。



タバコの火をのせると接点部分が溶けるだけで燃え広がることは無く、自己消火性を有しています。万一焼却する場合でもダイオキシン等の有毒ガスの発生が無い極めてクリーンな素材です。不幸にして火災によって壁体内に火が回るということがあった場合でも、人に影響ある有毒ガスを発生させることはありません。

フェノール系接着剤で固めた断熱材は、フェノール系樹脂が長期使用により劣化し、壁の中でたれる場合があります。その点、こちらの断熱材は、接着剤を使用せず熱で繊維の多くの交点融着したパンダグラフのような構造が、優れた弾力と耐ヘタリ性を生じ、挿入時の形状を半永久的に保持する事ができます。また、発砲断熱材に比べ加水分解しにくい分子構造である為、長期劣化の少ない素材になります。


アルミと樹脂のメリットをあわせ生かし、独自の構造と技術を結集して、
高い断熱性はもちろん、暴風雨を寄せつけない耐久性も微底的に追求しました。
さらに開閉のしやすさ、お手入れの簡単さなど、人への思いやりを細やかに実現した窓を、これからの日本の暮らしに贈ります。
水密性最高グレード

※一部サイズを除きます。
1時間あたり240mmの降雨時に、風速35m/sの風が吹いても雨水が下枠からあふれない性能
■水密性とは
雨プラス風の漏水安全グレードです。風を伴った雨のときに、屋内への雨水の浸入をどの程度防げるかを示す性能で、W-1、W-2、W-3、W-4、W-5の順に水密性が高くなります。

住宅用建材では最高グレード

※一部サイズを除きます。
最大瞬間風速57m/sに耐えられる性能
■耐風圧性とは
強風などによってサッシが変形したり、ガラスが破損することがないようどのくらいの風圧に耐えられるかを表しています。取り付けられる地上からの高さだけで決定されるものではなく、建物の高さ、立地条件およびその地区に大きく左右されます。


※樹脂断面は、商品説
明用に着色しています。
■上枠レール間カバー/引違い窓
上枠のレール間に配置した樹脂カバーの形状を工夫し、熱の流出入を抑えました。

■マルチチャンバー
マルチチャンバー形状(多層形状)による断熱性向上を図りました。

■ガラス間口
ガラスの間口を32mm と従来品から大幅に拡大。複層ガラス(中空層16mm)に対応します。さらに、断熱性を向上させたい場合には、トリプルガラスが使用できます。

高耐久性複合皮膜 HDコート
アルミ形材にはHDコートを採用しています。
※ホワイトは除きます。
■特長1 キズが付きにくい。
塗膜の硬度アップにより、耐傷付性が
約2倍に向上しました。(当社従来品比)
■特長2 色あせしにくく、美しい風合いをより長く保つ。
塗膜の分子間の結合が強固になり、耐候性が
向上しました。促進耐候性試験においては、
光沢保持率がアクリルより約50%向上(当社従来品比)、
耐食性試験においても、長期耐久性が約2倍以上向上し
ています。

[試験条件]
室内温度20℃
室外温度0℃
(上)アルジオ中空層16mm
アルゴンガス入り複層ガラス
(下)当社従来品中空層12mm
複層ガラス

複層ガラス (中空層16mm アルゴンガス入り)
●引違い窓16513(3-Ar16-Low-E3)の場合
●窓の熱貫流率(計算方法/JIS A 2102 に準じた解析結果)

●引違い窓16513(Low‐E3‐Kr10‐3‐Kr10‐Low‐E3)の場合
●窓の熱貫流率(計算方法/JIS A 2102に準じた解析結果)
フラットレール/引違い窓
ゴミがたまり、掃除がしにくいといった下枠に対する不満を解消するため、下枠をフラットレールにしたタイプをご用意しました。テラスタイプから窓タイプまで、幅広いサイズバリエーションを展開し、日々のお手入れに配慮しました。


フラットレールタイプ


レール表面は、凸凹や溝がほとんどないためゴミやほこりが
たまりにくい構造となっています。また、障子をはずさなく
てもカバーだけをはずし、レール内部の掃除ができます。

トリプルスマージュの熱流出割合は、通常のアルミサッシ(単板ガラス)に比べ、約20%と低く抑えられるため、暖房効率に大きく貢献します。同じ条件下で比較すると室内温度に約3.5℃の差が!

トリプルスマージュは、太陽の熱を約67%カット。直射日光の影響をうけにくく、冷房効率が高くなります。通常のアルミサッシ(単板ガラス)に比べ、同条件下では約2℃もの差が生まれます。

当社解析結果による(使用ソフト:ANSYS Fluent 14.5)
冬の解析条件・設定温度:屋外 0℃、室内20℃・暖房運転:エアコン連続運転、エアコン設定温度22℃
夏の解析条件・設定温度:屋外36℃、室内26℃・冷房運転:エアコン連続運転、エアコン設定温度26℃
住まいの断熱化は開口部から。
玄関ドアや窓からは、屋根や壁を上回るたくさんの熱が出入りしています。そのため、快適な住まいづくりには開口部の断熱化が不可欠。玄関ドア・窓の断熱化・気密化は快適な暮らしを実現するための大切な要素です。

比較すればわかる、樹脂窓の高い性能
外気温の影響を受けにくく、結露の発生を抑えます
寒い冬など気温が低い場合、アルミサッシ(左)は外気の影響で冷たくなりますが、樹脂窓(右)は表面温度の差が少ないため室内の温度を保っています。また、結露の発生もほとんどなく、床が濡れホコリがこびりつくこともありません。


熱を伝えにくい樹脂窓
樹脂はアルミと比べ、約1,000倍も熱が伝わりにくい
特性があります。

グリーンガラスで紫外線を94%カット
スマージュが採用しているグリーンガラスは、
優れた可視性を保ちながらも、単板ガラスに
比べて紫外線を94%カット。室内の家具や布製品などの
色あせを防ぎます。

ガス入り複層ガラスが生み出す高い断熱性
スマージュの複層ガラスは、空気に比べ熱伝導率が約30%低いアルゴンガス、トリプルスマージュには約60%低いクリプトンガスを封入しています。中空層は封入するガスが最も効果を発揮する幅を設定しています。


